神奈川県足柄下郡湯河原町で業者に解体見積もり依頼!費用相場と補助金なども紹介
湯河原町は神奈川県の南西部に位置する人口約2.3万人の町です。湯河原温泉で知られる温泉街は、湯治場として古くから親しまれてきました。明治になると文豪や画家の逗留地として栄え、近年は交通の便も比較的良いことから田舎暮らしに憧れる人々に注目されています。湯河原町では別荘をよく目にしますが、歴史を感じさせる日本建築の建物も多数見ることができます。
湯河原町は、温暖な気候と豊かな自然環境が大きな魅力ですが、人口は減少傾向となっており、地域の高齢化が大きな問題となっています。年齢別人口分布を見ても若年層が少なく、65歳以上の高齢者が占める割合は全国平均を大きく超えています。産業としては温泉を中心とする観光業とミカン栽培などの農業が盛んですが、製菓メーカー「株式会社ちぼりホールディングス」の本社があることでも知られています。
湯河原町の住宅事情を調べると、とにかく別荘の多さが目を引きます。明治のころに建てられた古い建物から新築物件まで様々な別荘があり、マンションタイプも多数見られます。分譲マンションについて調べると、築30年以上の古い物件が多数紹介されていますが、分譲戸建て住宅に関しては新築物件が数多く見られます。近年、住環境の良さで注目されている湯河原町ですが、町内には老朽化した住宅が多数あり、長年誰も利用していない別荘や空き家状態の賃貸物件がとても多いようです。
湯河原町では、増加傾向にある空き家の発生を抑制するとともに、空き家の適切な管理や利活用を促進していくため、「湯河原町空き家等対策計画」を策定しています。本計画においては、町民の良好な生活環境の確保や地域の活性化等を図ることを目的としています。本計画の対象物は、空家法第2条第1項に定義する「空家等」並びに「除却した空家等の跡地」及び「空き地」となっています。
ここからは、湯河原町の解体工事の現状を紹介し、解体工事費用の相場、解体工事を依頼する上で留意するべき点などを紹介していきます。
解体工事は「木造」「鉄骨造」「RC造」の3種類に大きく分類されます。解体工事費の相場は建物の構造で異なりますが、立地環境でも差が出ます。湯河原町は自然環境が豊かな土地で、北部には起伏のある地形に沿うように住宅地があります。幅の狭い道沿いの住宅も多く、そういった場所で解体工事を行うとなると大型の重機や車両が使い難いでしょう。そうなると工期が長くなり費用が割高になりますから、これから紹介する解体工事費の相場についてはあくまでも見積りを取る際の一つの目安とお考えください。
ここからは、3つの分類ごとの湯河原町の解体工事の相場(平均坪単価)を紹介していきます。
| 坪数 | 坪単価 |
|---|---|
| 10~19坪 | 3.2万円 |
| 20~29坪 | 2.9万円 |
| 30~39坪 | 2.8万円 |
| 40~49坪 | 2.7万円 |
| 50~59坪 | 2.6万円 |
まず「木造」の解体費用相場です。「木造」というのは主要構造部分に木材を使用した建築物のことを言います。湯河原町における木造建物の解体費用相場は、一般的な規模の30~39坪で坪単価2.8万円ですから、神奈川県の平均以下です。ただし、立地環境や解体する建物の状態によって費用は変わってくるでしょう。隣りの家との距離が近すぎる場合は慎重に工事を進める必要があるため、手作業中心の解体工事となることもあります。手際良く工事を進めてもらうためには手壊し解体が得意な業者を選んでおくと良いでしょう。なお、メインの建物以外に庭木や庭石、ブロック塀等の解体・撤去があればその分の費用が追加になります。
ちなみに、解体によって発生した木材や木屑は再資源化できる状態であれば業者に買い取ってもらうことができますので、解体業者と事前に相談しておきましょう。
| 坪数 | 坪単価 |
|---|---|
| 10~19坪 | 3.9万円 |
| 20~29坪 | 3.6万円 |
| 30~39坪 | 3.4万円 |
| 40~49坪 | 3.2万円 |
| 50~59坪 | 3.1万円 |
続いて「鉄骨造」の解体費用相場です。「鉄骨造」とは柱や梁などの骨組みに鉄骨を組んで造った建築物のことを言います。鉄骨造というとビルや高層マンションを想像しますが、戸建て住宅やアパートなどにも用いられています。鉄骨造の建物を解体する場合、アスベスト(石綿)が使用されている可能性がありますので、事前に調査しておくことをお薦め致します。もし使用されていた場合は、アスベスト処理の専門資格者が在籍する経験豊富な解体業者を選ぶことをお薦め致します。
ちなみに、湯河原町が属する神奈川県には「アスベスト含有調査に対する補助制度」がありますので、所有する建物が対象建築物になるかどうか事前に確認してみると良いでしょう。
また、解体によって発生する鉄材や鉄くずに関しては有価物として業者に買い取ってもらうことができますので、着工前に解体業者に確認しておきましょう。
| 坪数 | 坪単価 |
|---|---|
| 10~19坪 | 6.5万円 |
| 20~29坪 | 6.0万円 |
| 30~39坪 | 5.6万円 |
| 40~49坪 | 5.4万円 |
| 50~59坪 | 5.2万円 |
最後に「RC造」の解体費用相場です。「RC造」とは柱、梁、床、壁などが鉄筋とコンクリートで作られており、その2つの組み合わせによって強度を増した建築物のことを言います。RC造の建物の解体工事においては騒音や粉塵、振動等の問題が避けられません。頑丈なコンクリートを破壊するわけですから大きな音がするのは当然でしょう。しかしながら近隣住民の生活に大きな影響を与えてしまいますから、着工前に説明会を開催するなど、何らかの対策を行うことをお薦め致します。RC造の解体は工期も長く、大掛かりな工事になるため、安全管理に関しても徹底できる解体業者を選んでおくことをお薦め致します。
上で紹介した構造別の坪単価をもとに、延べ床面積の坪数別に解体工事の本体工事費(税別)のおおよその総額を試算したものが下表です。坪単価は坪数が大きくなるほど割安になるため、各坪数に対応する単価を掛けて算出しています。あくまで本体工事の目安であり、後述の付帯工事費・諸経費・消費税は含みません。
| 延べ床面積 | 木造 | 鉄骨造 | RC造 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 参考坪単価 | 総額の目安 | 参考坪単価 | 総額の目安 | 参考坪単価 | 総額の目安 | |
| 10坪 | 3.2万円 | 約32万円 | 3.9万円 | 約39万円 | 6.5万円 | 約65万円 |
| 20坪 | 2.9万円 | 約58万円 | 3.6万円 | 約72万円 | 6.0万円 | 約120万円 |
| 30坪 | 2.8万円 | 約84万円 | 3.4万円 | 約102万円 | 5.6万円 | 約168万円 |
| 40坪 | 2.7万円 | 約108万円 | 3.2万円 | 約128万円 | 5.4万円 | 約216万円 |
| 50坪 | 2.6万円 | 約130万円 | 3.1万円 | 約155万円 | 5.2万円 | 約260万円 |
| 60坪以上 (参考) |
2.6万円~ | 約156万円~ | 3.1万円~ | 約186万円~ | 5.2万円~ | 約312万円~ |
※本体工事費(税別)の目安。参考坪単価は当ページの構造別坪単価相場(坪数帯別)に基づきます。60坪以上は50~59坪の坪単価をもとにした参考値です。温泉街や山側の傾斜地など、前面道路が狭い敷地や重機が入れない現場では手壊し作業が必要になり費用が上振れしやすいほか、アスベストや地中障害物の有無などにより変動します。延べ床面積(m²)÷約3.3=坪数で換算できます。
建物本体を解体して更地にする場合、ブロック塀や樹木、物置、室内の残置物などの撤去にかかる「付帯工事費」が別途必要になります。これらは本体工事費に含まれないことが多く、見積書では分けて記載されます。付帯工事の単価相場の目安は次のとおりです。
| 付帯工事の内容 | 単価の目安 |
|---|---|
| 養生費 | 800円/m²~ |
| 土間コンクリート撤去・処分 | 3,200円/m²~ |
| 樹木撤去・処分 | 6,700円/m³~ |
| ブロック塀撤去・処分 | 3,500円/m²~ |
| 物置撤去・処分 | 16,000円/棟~ |
| 庭石撤去 | 7,000円/m³~ |
| フェンス撤去 | 1,500円/m~ |
| アスベスト撤去 | 31,000円/m³~ |
| 室内残置物撤去 | 16,000円/m³~ |
※単価は数量や作業条件によって変動します。とくにアスベストの除去は使用箇所や範囲によって費用が大きく変わるため、事前調査による見積もりが必要です。
これらの付帯工事は、敷地の状況によって発生するものとしないものがあります。庭木や物置、塀などが多い敷地ほど付帯工事費は高くなる傾向があります。見積もりを取る際には、どの付帯工事が含まれているのかを業者に確認し、複数社で比較することで、適正な費用を把握しやすくなります。
湯河原町の空き家の現状について政府統計データに基づき分析してみましょう。
湯河原町の空き家の総数は5,610件です。総住宅数は16,800件ですから空き家率は33.3%という驚きの高さで、神奈川県内でダントツの1位となっています。なお、空き家というのは誰も住んでいない、住めない家ということではなく、別荘として利用している「2次的住宅」、「賃貸用の住宅」、「売却用の住宅」、この3つに該当しない「その他の住宅」の4つの種類に分類されます。湯河原町の空き家5,610件の内訳を見ると、2次的住宅が2,100件、賃貸用の住宅が1,910件と多く、売却用の住宅は310件、この3つのような利用目的がないその他の住宅に関しては1,280件でした。湯河原町には空き家が非常に多いのですが、別荘や賃貸用の住宅がその大半を占めていることがわかります。
まず、湯河原町に2次的住宅の空き家が多い要因を調べてみます。湯河原町は昔から温泉町として栄え、明治初期より著名人の別荘や企業の保養所などが次々と建てられて行きました。特に、1960年~1970年代の高度経済成長期には別荘ブームが起こり、湯河原町においても急激に別荘が増えました。当時、温泉付きの別荘は人気を博し、県外の人々も競うように購入していましたが、バブル崩壊後には資産価値が下がり、手放す人が増えたようです。また、相続等で別荘を引き継いだものの適正管理ができず、利用することのないまま放置しているといったケースも少なくないようです。湯河原町は都心からのアクセスも良く、保養地としては最高の環境ですが、2次的住宅の数が多すぎることが問題なのでしょう。物件数の多さに比べて需要は低いため、自ずと空き家が多くなることが考えられます。
次に、賃貸用の住宅に空き家が多い要因を探ってみます。湯河原町の人口は1995年をピークとして以降は減少傾向となっています。しかしながら一貫して住宅数は世帯数を上回り、その差が年々増加傾向にあるという状況です。年平均の住宅建築件数は年々減少しているとはいえ、町内には新築の賃貸物件が次々と建てられており、古いアパートやマンションに関しては借り手が見つかりにくい状況となっています。人口が減少しているにも関わらず物件数が増えれば、空き家率が高くなるのは当然のことでしょう。
なお、利用目的がないその他の住宅に関しても1,280件と多いのですが、それは別荘や賃貸用の住宅の空き家が放置され、利用できなくなっていることが大きな要因と考えられます。
湯河原町では、空き家の利活用を推進するため町内の空き家調査及び空き家所有者への意向調査を実施し、空き家ホームページ「かながわ県西空き家バンク」において空き家情報を公開しています。また、シルバー人材センターやNPO法人等を活用した空き家の管理代行など、様々な支援策が検討されています。空き家に関するお悩みについては、湯河原町の「くらしの相談」においても対応していますので、一度行政に相談してみると良いでしょう。
湯河原町の空き家率は33.3%という驚きの高さです。移住・定住支援など様々な対策が町によって進められていますが、人口は減る一方で、高齢化も急速に進んでいます。また、町内には高齢者だけの単身世帯が多く、このままでは空き家がますます多くなると予想されています。湯河原町はセミリタイア後の住まいを設けるひとや田舎暮らし志向のひとにとってはとても魅力的な土地です。そのため新築の分譲戸建て住宅には人気があるようですが、一方で老朽化した住宅は利用される機会を失っているのでしょう。
ちなみに、町内には有料老人ホームや高齢者向けのグループホームなどが増えています。今後さらに高齢者向けのサービスへの需要が高まるでしょうから、老朽化した住宅を所有している場合は思い切って解体し、更地にして売却することも選択肢の一つでしょう。
ちなみに、湯河原町の2019年の公示地価を調べると平均82,800円/㎡で、変動率は-1.87%でした。エリア別に見てもほぼ全域で地価が下降しています。こういった状況ですから、長年利用されていない別荘や老朽化して空き家状態が長く続いている賃貸用の住宅を所有する方は、思い切って解体して跡地を売却するなど、早めに何らかの対応をした方が良いでしょう。特に、老朽化して利用できない状態の別荘に関しては、所有しているだけで経済的な負担がかかり、そのままの状態では売却も難しいため、早急に決断することをお薦め致します。
湯河原町では、町が認定した「特定空家等」の解体費用を補助する「湯河原町空き家解体事業費補助金」と、危険なブロック塀などの撤去を支援する「組積造(ブロック塀など)撤去等補助」を設けています。いずれも工事着手前の申請が必要で、補助金の交付決定前に着工した工事は対象外となるため、解体をお考えの場合は必ず着工前に町の窓口へ相談してください。
そのまま放置すれば倒壊等のおそれがあるなどとして町が「特定空家等」に認定した空き家の解体工事費用を補助する制度で、令和元年に創設されました。補助額は解体工事に要した費用の2分の1で、上限は30万円(千円未満切り捨て)です。
主な要件・注意点は次のとおりです。
※この補助金の要綱は、直近では令和8年3月31日までの期限付きとされていた一方、町の空き家等対策推進計画では令和8年度以降も補助の活用・充実を図る方針が示されています。現在の受付状況や制度内容は、申請前に必ず町の窓口でご確認ください。
町内の既存住宅(共同住宅を含む)に付随する、道路などに面した組積造(コンクリートブロック塀、鉄筋コンクリート組立塀、レンガ積塀、石積塀など)について、塀の撤去を含む安全な工作物等への設置工事費用の一部を補助する制度です。
※既に工事が終わっているもの、施工中のものは対象外です。着工後に工事内容を変更する場合も、変更工事の前に届出が必要です。
なお、特定空家等の認定を含む空き家に関する相談は、町の窓口で受け付けています。腐朽・破損が進んだ空き家の解体を検討する際は、補助金の最新の受付状況とあわせて相談しておくと安心です。
補助金・補助制度の内容や受付状況は年度によって変わることがあります。最新の情報は湯河原町の公式ホームページでご確認のうえ、地域政策課(電話0465-63-2111)へお問い合わせください。
湯河原町は都心からのアクセスも良く、海と山の幸に恵まれる素晴らしい土地です。しかしながら近年は人口が減少しており、温泉街も活気を失いつつあります。また、町内には長年使われていない腐朽した別荘やリゾートマンションも多く、景観を損ねる要因となっています。親族から別荘を相続したとしても老朽化している場合は利用することができないでしょう。修繕する予算があれば良いのですが、利用するつもりがなければその費用を出す決断はなかなかできないでしょう。住宅というのは住む人がいなければ急速に腐朽していくものです。ただ所有しているだけで固定資産税など経済的な負担がかかりますから、適正管理ができないのであれば、解体してしまうことも選択肢の一つです。
解体すると決めたならば、行政の制度や湯河原町特有の環境に詳しい地元の業者を選びましょう。
有限会社丸仁土木
| 設立 | 昭和51年 |
|---|---|
| 資本金 | 300万円 |
| 所在地 | 〒259-0313 神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋739 |
| 事業内容 | 造成工事 舗装工事 外構工事 伐採工事 解体工事 基礎工事 |
| 許認可 | 建設業許可 神奈川県知事許可-第021779号 産業廃棄物収集運搬業許可 神奈川県01405144175 |
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