千葉県成田市で業者に解体見積もり依頼!費用相場と補助金なども紹介

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成田市の解体工事を巡る状況

成田市は千葉県の北部中央に位置しており、広大な水田地帯や畑地帯が広がるなど豊かな自然に恵まれています。

市域の南側には日本の空の玄関口である成田国際空港を有し、中心部の成田地区は多くの参拝客が訪れる成田山新勝寺の門前町として栄えるなど、国際色と日本の伝統的文化が共存する都市です。平成18年に下総町、大栄町と合併して新しい成田市が誕生し、下総地域の中核都市としての役割を担っています。

全国的に人口減少が進む中、成田市の人口は着実に増加しており、2030年頃まで増加傾向が続くと見込まれています。特に、住宅地のある成田駅や君津の杜駅などの周辺で人口密度が高くなっています。一方で、人口減少が進んでいる地域や、郊外では特に高齢化が進行している地域などもあり、今後は解体工事の需要も高まることが予想されます。

この記事では成田市の解体工事にかかる相場を分析し、解体工事を依頼する上での留意点などを交えながら紹介していきます。

成田市の解体工事費の相場(平均坪単価)

成田市の解体工事費の相場は、千葉市や船橋市など県の中心部とほぼ同等の高めの水準です。しかし、解体工事は建物の構造や周辺環境、付帯工事の有無などによって費用が変わってくるほか、選択する解体業者によっても大きく違います。

建物の種類は、大きく分けて「木造」「鉄骨造」「RC造」の3種類があります。所有する建物がどの種類か、また周辺環境はどのようになっているかを考慮しながら参考にすることをおすすめします。

では、3つの分類ごとに、それぞれの解体工事の特徴やコスト削減の方法、確認するポイントなどを紹介します。

木造の解体費用相場

坪数 坪単価
10~19坪 3.6万円
20~29坪 3.3万円
30~39坪 3.1万円
40~49坪 3.0万円
50~59坪 2.9万円

成田市の木造建物の解体費用を見てみると、一般的な広さ30~39坪の建物の坪単価は3.1万円、50~59坪の広めの建物であれば1坪あたり2.9万円です。ただし、この金額は建物そのものの解体費用の相場です。では、どのような場合に費用が加算されるのでしょうか。

平成27年の成田市の土地利用面積を見ると、田畑が36.7%、山林が18.9%、宅地が11.9%となっており、自然景観地域と都市的景観地域に大別されます。成田駅周辺の住宅地は土地区画整理事業により整備されており、昭和を感じさせる比較的古い住宅が立ち並んでいます。

成田ニュータウン・公津の杜・はなのき台などの住宅街では、街路樹が植えられるなど緑豊かな街並みが形成されています。一方で、八生地区や大栄地区などの郊外は高齢化が進み、空き家も目立つ状況です。

木造住宅を解体する場合、構造や広さ、周辺環境、付帯工事の有無などによって金額が変わってきます。上記の解体費用相場の一覧はあくまで建物の解体のみの金額のため、ガレージや物置、ブロック塀の解体なども伴う場合は付帯工事費用が加算されることを頭に入れておきたいところです。

また、住宅密集地で重機が入れないなどの場合も、手作業の部分が増えるため費用が変化します。業者に解体工事を依頼する際は、打ち合わせの段階で費用についてしっかりと確認しておくことをおすすめします。

ちなみに、成田市では危険なコンクリートブロック塀および門柱を撤去する際の助成制度を設けています。補助金の交付を受けるにはいくつかの条件があるので、所有しているブロック塀等が対象になるかどうか事前に市に確認することをおすすめします。

鉄骨造の解体費用相場

坪数 坪単価
10~19坪 4.4万円
20~29坪 4.0万円
30~39坪 3.7万円
40~49坪 3.6万円
50~59坪 3.5万円

鉄骨造は、木造に比べて耐火性・耐震性が高い分たくさんの鋼材が使用されており、解体にもそれなりの手間や時間がかかります。その分、解体費用も木造建物より高く、30~39坪の坪単価の差は6,000円、30坪の建物で考えると18万円もの差が生じます。

鉄骨造はビルやテナント、マンションなどに多く見られる構造体です。木造の家屋などに比べて解体工事の規模も大きくなることがほとんどで、地中杭などが使用されている場合はその除去にも別途費用が発生します。また、古い建物は耐火被覆材としてアスベストを使用されていることも多く、これらの除去作業が伴う場合は高額な別途費用が発生することもあります。

成田市では、アスベストの除去等に要する費用の一部を助成する「民間建築物吹付けアスベスト対策助成制度」を設けており、アスベストの有無を確認する分析調査の経費(上限25万円)、吹付けアスベストの除去・封じ込めまたは囲い込みの措置に要した経費(上限120万円)の補助金を建物の所有者に交付しています。

ただし、分析調査機関や施工者等と契約をする前に補助金交付申請をする必要があります。解体を依頼する建物にアスベストが使用されている場合は、アスベストの除去を含めた解体工事の経験が豊富な業者を選ぶようにしましょう。

RC造の解体費用相場

坪数 坪単価
10~19坪 7.3万円
20~29坪 6.7万円
30~39坪 6.3万円
40~49坪 6.0万円
50~59坪 5.8万円

RC造とは、鉄筋コンクリート造の建物のことです。鉄筋の枠にコンクリートを流した造りで、熱に弱い鉄筋と引張力に弱いコンクリートのお互いの短所を補うことで強度の高さを生み出しています。解体する際は多くの工程や人手が必要になるため、費用も木造、鉄骨造の解体に比べて高額になります。

成田市には市営住宅をはじめとした多くの団地がありますが、建築後30年~40年を経過し老朽化した団地等も見られます。古い団地やマンションは空室も目立つ状態で、今後はこういった建物を中心に、RC造の解体工事も増えていくでしょう。

RC造の建物の解体工事で最も問題になるのは、騒音や振動です。大型重機を使用してコンクリートの壁を壊すため騒音・振動は避けられなく、事前に近隣の住民に挨拶をする、防音シート等で養生対策をするなど、しっかりと対策を取らなければなりません。

また、一定の規模以上の建築物の解体工事を行う場合、建設リサイクル法によりコンクリート、アスファルト・コンクリート、木材等の分別や再資源化が義務付けられています。解体業者を選ぶ際は資格や許可を持ち、法律に則った適切な処理ができる業者かどうかなどを慎重に見極めることがポイントです。

成田市の解体費用の坪数別・総額の目安

上で紹介した構造別の坪単価をもとに、延べ床面積の坪数別に解体工事の本体工事費(税別)のおおよその総額を試算したものが下表です。坪単価は坪数が大きくなるほど割安になるため、各坪数に対応する単価を掛けて算出しています。あくまで本体工事の目安であり、後述の付帯工事費・諸経費・消費税は含みません。

延べ床面積 木造 鉄骨造 RC造
参考坪単価 総額の目安 参考坪単価 総額の目安 参考坪単価 総額の目安
10坪 3.6万円 約36万円 4.4万円 約44万円 7.3万円 約73万円
20坪 3.3万円 約66万円 4.0万円 約80万円 6.7万円 約134万円
30坪 3.1万円 約93万円 3.7万円 約111万円 6.3万円 約189万円
40坪 3.0万円 約120万円 3.6万円 約144万円 6.0万円 約240万円
50坪 2.9万円 約145万円 3.5万円 約175万円 5.8万円 約290万円
60坪以上
(参考)
2.9万円~ 約174万円~ 3.5万円~ 約210万円~ 5.8万円~ 約348万円~

※本体工事費(税別)の目安。参考坪単価は当ページの構造別坪単価相場(坪数帯別)に基づきます。60坪以上は50~59坪の坪単価をもとにした参考値です。成田市は市街地から農村部・空港周辺まで敷地条件の幅が広く、前面道路が狭い敷地や重機が入れない現場では手壊し作業が必要になり費用が上振れしやすいほか、アスベストや地中障害物の有無などにより変動します。延べ床面積(m²)÷約3.3=坪数で換算できます。

成田市の付帯工事費の単価相場

建物本体を解体して更地にする場合、ブロック塀や樹木、物置、室内の残置物などの撤去にかかる「付帯工事費」が別途必要になります。これらは本体工事費に含まれないことが多く、見積書では分けて記載されます。付帯工事の単価相場の目安は次のとおりです。

付帯工事の内容 単価の目安
養生費 800円/m²~
土間コンクリート撤去・処分 3,200円/m²~
樹木撤去・処分 6,700円/m³~
ブロック塀撤去・処分 3,500円/m²~
物置撤去・処分 16,000円/棟~
庭石撤去 7,000円/m³~
フェンス撤去 1,500円/m~
アスベスト撤去 31,000円/m³~
室内残置物撤去 16,000円/m³~

※単価は数量や作業条件によって変動します。とくにアスベストの除去は使用箇所や範囲によって費用が大きく変わるため、事前調査による見積もりが必要です。

これらの付帯工事は、敷地の状況によって発生するものとしないものがあります。庭木や物置、塀などが多い敷地ほど付帯工事費は高くなる傾向があります。見積もりを取る際には、どの付帯工事が含まれているのかを業者に確認し、複数社で比較することで、適正な費用を把握しやすくなります。

成田市の空き家の種類と件数

ここからは解体工事の主な対象となる空き家のデータに基づき、成田市の今後の空き家の動向、市の対策などを探っていきます。

総務省統計局が実施している住宅・土地統計調査によると、成田市の住宅総数は59,400件、そのうち空き家の総数は7,470件です。空き家率は12.6%で全国の空き家率(13.5%)よりやや低く、千葉県の空き家率とほぼ同等の水準となっています。

空き家の内訳は「賃貸用の住宅」が4,420件、「売却用の住宅」が180件、「二次的住宅」が50件、「その他の住宅」が2,820件です。このデータから、成田市の空き家のうち、およそ6割を賃貸住宅の空き家が占めていることがわかります。

日本の空の玄関口の一つでもある成田空港を有する成田市では、空港をはじめとした市内の就業者の増加を背景に、現在も人口は増加傾向にあります。成田市人口ビジョンによると2030年頃まで人口増加は続くと見込まれており、現在はやや多い賃貸住宅の空き家も需要はあると考えられます。人口増加が見込まれる一方で成田市の高齢化は着実に進んでおり、持ち家に住む 65 歳以上の単身高齢者世帯は平成20年から25年の5年間で2.1倍に増加しています。

そこで問題になるのは、長期にわたり所有者が不在、または遠方に住んでいて管理できないなどの理由により「その他の住宅」に分類されている物件です。成田市でこの種類に属する建物は平成25年の調査時に2,820件あり、空き家全体の約38%を占めています。今後ますます高齢化が進行すると、所有者が死亡または施設に入るなどのケースが増え、「その他の住宅」に属する空き家も大幅に増えていくと予想されます。

成田市の空き家の破損状況を見てみると、7,470件のうち腐朽・破損のある建物は980件、腐朽・破損のない建物は6,480件で、空き家の大部分が住まいとして問題のない建物であることがわかります。しかし、現時点では破損等のない空き家も、そのまま放置し続けると老朽化が進み倒壊などの恐れや衛生上有害となる恐れがあります。

成田市では、「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づき「成田市空家等対策計画」を策定し、空き家等を適切に管理していない所有者・管理者に助言又は指導、勧告、命令等の措置を行っています。勧告を受けた場合は固定資産税の住宅用地特例の対象から除外され税金が高くなるため、管理不能の空き家を所有している場合は早めの対処が望ましいでしょう。

また、市では空き家を有効に活用するため「空き家バンク」を制定しています。空き家を貸したい、または売りたい所有者が物件を登録すると、市のウェブサイト上で情報を公開し、移住等を考えている方に紹介する制度です。

その他にも、相続問題などにまつわる空き家等の法律相談をしたい方に千葉司法書士会を紹介するなど、空き家を抑制するための様々な対策を講じています。

成田市で解体工事に使える補助金・助成金

成田市では、危険な空き家の解消や住宅の耐震化を進めることを目的に、特定空家等の除却や木造住宅の耐震改修などを支援する補助制度を設けています。特定空家等に認定された空き家の除却(解体)については、費用の一部が補助の対象となります。いずれの制度も工事の契約・着手の前に事前相談・申請が必要で、予算の範囲内での受付となるため、解体をお考えの場合は早めに市の担当窓口へ相談することをおすすめします。

特定空家等除却工事費補助金

成田市では、そのまま放置すれば倒壊など著しく保安上危険となるおそれのある空き家について、市の空家等対策委員会に諮って「特定空家等」に認定されたものを対象に、その除却工事費用の一部を補助します。認定が前提となるため、まずは市への相談・調査から始まる制度です。一般の老朽住宅を任意で解体する場合は対象外となる点に注意が必要です。

区分 補助内容
特定空家等の除却 補助対象経費の2分の1(上限50万円)

主な対象要件は次のとおりです。

  • 市の空家等対策委員会に諮り、特定空家等に認定された空き家であること
  • 個人が所有する一戸建て等で、所有権以外の権利が設定されていないこと
  • 空家法第22条第2項の規定による勧告を受けていないこと
  • 申請者が補助対象空家の所有者または法定相続人で、共有の場合は全員の同意を得ていること、かつ市税の滞納がないこと

除却工事は、土木工事業・建築工事業・解体工事業のいずれかの許可、または建設リサイクル法に基づく登録を受けた施工業者が行うことが条件です。補助金は1,000円未満を切り捨てて算定されます。

危険コンクリートブロック塀等除却工事費助成制度

成田市では、地震によるブロック塀等の倒壊から市民の生命・身体を守り、避難経路を確保することを目的に、危険なブロック塀等の除却費用の一部を助成しています。市長が地震により倒壊するおそれがあると認めたものが対象です。

  • 助成額:除却に要する経費の2分の1以内で、上限10万円
  • 対象:補強コンクリートブロック造や組積造(石造・レンガ造など)による塀・門柱(基礎を含む)で、道路等に面して設置されているもの
  • 除却工事は市内業者に行わせることが条件です

※事前相談・申請が必要です。着手前に建築住宅課へご相談ください。

住宅耐震改修助成制度(除却の代替として)

耐震診断で耐震性が低いと診断された木造住宅について、市に登録された住宅耐震診断士に設計・工事監理を依頼して耐震改修を行う場合に、費用の一部を助成しています。老朽化した住宅を解体して安全な状態にする選択肢とあわせて検討できます。

  • 助成額:対象工事費の5分の4以内で、上限115万円(令和7年度に上限額を引き上げ。工事費には設計費・工事監理費を含む)
  • 二段階耐震改修工事の場合は、段階ごとに57.5万円が限度です
  • 申請者が業者へ支払う費用から助成金分を差し引ける代理受領制度も利用できます

補助金・助成金の制度内容や金額、対象要件、申請期間は年度によって変わることがあり、受付を終了している場合もあります。最新の情報は成田市の公式ホームページでご確認のうえ、いずれの制度も土木部建築住宅課(電話0476-20-1564)へお問い合わせください。

まとめ:成田市の家・空き家の解体は地元の解体業者に相談を

人口の増加が続いている成田市は、平成26年に国家戦略特区に指定されたことに伴い医療関連産業の集積が期待されているほか、成田国際空港の機能拡充が計画されるなど、今後も更なる人口増加が見込まれています。一方で、少子高齢化の進行に伴い、使用されていない住宅、適切な管理が行われていない空き家も今後は増えていくことが予想されます。

空き家を放置しておくと、犯罪や災害のリスク、老朽化による周囲への悪影響など様々な問題が生じてきます。更に、空き家の対処を先延ばしにしていても、固定資産税が高くなる、資産価値の下落など、所有者のデメリットも増えるばかりです。

空き家を解体して土地を有効に活用するためにも、解体工事に特化した優良な業者を選び、速やかに対処することをおすすめします。

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