RC造やSRC造の解体工法とは?費用相場や解体業者の選び方も紹介!

RC造やSRC造の解体工法とは?費用相場や解体業者の選び方も紹介!

建物や物件を選ぶ際にRC造やSRC造といった言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。両者ともに建物の構造を表す言葉ですが、RC造やSRC造の建物を解体する際の工法について知りたいという方も少なくありません。そこで今回は、RC造やSRC造の解体工法に注目して解説を行っていきます。RC造とは何か、SRC造とは何かということも含めて解体工事との関係について理解を深めていきましょう。また、解体業者の選び方もご紹介しますので、どうぞ参考にしてください。

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RC造とSRC造の解体工法

それでは早速、RC造とSRC造の解体工法について解説していきます。RC造やSRC造はビルやマンションといった大型の建物で採用されることが多い構造です。そのため、木造の一軒家とは異なる解体工法が用いられることも多く、熟練の技や経験が求められることも少なくありません。

解体業者から解体に関する説明を受ける場合も、どういった工法で工事を進めていくのかしっかりと理解することが重要です。安全面にも関わってくることであり、それぞれの建物に適した工法を選択することがポイントです。

RC造とは?

まずは、RC造とは何かという部分について確認します。RC造とは「Reinforced Concrete」の略であり、直訳すると「補強されたコンクリート」という意味になります。日本語では「鉄筋コンクリート造」として認識される構造であり、ビルやマンションなどで活用されることが多くなっています。

RC造は木造に比べて熱に強いという性質を持っており、頑丈さの部分でも分があります。高い強度を誇っているところに特徴があり、なおかつ多くの形状に対応できるため、さまざまな構造物に利用しやすいというメリットがあります。RC造の強度という点では、以下の部分に優れた特徴があります。

  • 耐震性
  • 耐火性
  • 耐久性
  • 遮音性

RC造の建物は上記の強度に優れており、多くの人が生活したり仕事をしたりするのに適した環境を生み出せることから、ビルやマンションで採用されることが多くなっています。耐久性に優れていることから、一度建設してしまえば長年にわたって利用できることも大きなメリットです。

SRC造とは?

続いて、SRC造とは何かという部分についてご紹介します。SRC造とは「Steel Reinforced Concrete Construction」の略で、鉄骨鉄筋コンクリート造のことを表す言葉です。RC造と同様にSRC造も耐震性や耐久性、耐火性や遮音性といった部分に優れた特徴があります。

SRC造は鉄筋と鉄骨、そしてコンクリートの3つの素材で組み立てられており、鉄骨が加わっているところがRC造との違いです。コンクリートを打ち込むことで強固な設計を可能としており、長年にわたって利用し続けるのにも最適です。

SRC造は高層マンションや高層ビルでも採用されることが多い構造であり、他の構造と比べても最も頑丈なつくりにすることができます。その分、建設にかかる費用が高くなるというデメリットがありますが、安心感や安全性の部分は他の構造に負けません。

階上解体

RC造もSRC造も建物の構造を表す言葉となりますが、それぞれの建物を解体する際には独特の工法を用いることが一般的です。特に大型ビルやマンションなどでは、作業員や周囲の安全を確保しながら解体を進めていく必要があります。その土地や構造、建物の高さなど、諸条件を踏まえた上で最適な工法が採用されることになります。

RC造やSRC造を解体する場合は複数の工法が挙げられますが、まずは階上解体について見ていきます。階上解体とは、上の階から下に向かって取り壊しを進めていく工法のことです。一般的には大型クレーンを使って重機を最上階に引き上げ、上の階から解体を進めていきます。

ビルやマンションの解体では多くのケースで階上解体が利用されます。高層ビルやマンションなどの場合、建物の下の部分から取り壊すだるま落としと呼ばれる工法を採用するケースもありますが、コスト面で高くなりやすいところがデメリットです。

階上解体であれば、重機を上に持ち上げることで、地上で作業をするのと同じ感覚で取り壊しを進めることができます。重機の転落や突き抜けといった危険性はありますが、一般的に用いられる工法の1つです。

地上解体

地上解体とは階上解体とは反対に、地上に重機を設置して建物の取り壊しを進めていく工法のことです。解体する建物がそれほど高くなければ、ロングアームなどを利用して上階部分まで届くことがあります。その場合は無理に重機を持ち上げる必要がなく、地上から上の部分の取り壊しを行うことができます。

高層ビルや高層マンションなど、ロングアームを使っても取り壊せない場合は階上解体が採用されます。階上解体に比べて、地上解体の方が安全面でのメリットが大きいと言えます。

圧砕機工法

RC造やSRC造の建物を解体する場合は、階上解体か地上解体のいずれかの方法で取り壊しを行います。その中でもさらに細かい工法が使われることがあるので、1つ1つの工法について確認していきましょう。

まずは圧砕機工法と呼ばれる工法についてです。圧砕機工法とは圧砕機を利用した工法のことであり、建設機械に圧砕機を取り付けて解体を進めていきます。圧砕機には強い圧縮力があるため、鉄筋や鉄骨、コンクリートも簡単に破壊することができます。

圧砕機にも複数の種類があり、圧力や回転速度の違い、油圧操作ができるものなど、タイプもそれぞれです。建物の構造やその他の条件に合わせた圧砕機を利用することで、より効率的に解体工事を進めることができます。

大型ブレーカー工法

続いてご紹介するのは、大型ブレーカー工法についてです。これは大型ブレーカーと呼ばれる機械を利用してコンクリートなどを破壊していく工法のことを指します。コンプレッサから出る油圧力を利用してブレーカーを作動させることが一般的で、大きな破壊力や衝撃力を使ってコンクリートなどの頑丈な構造物を取り壊していきます。

大型ブレーカー工法の場合は、圧砕機のように対象物をつかんで砕くわけではありません。ノミのような形でコンクリートに力をかけて砕くところに特徴があります。

手で使用できるハンドタイプのブレーカーもあり、狭い場所での作業にも対応できます。破壊力抜群なので、騒音がしやすいというデメリットがあります。そのため、利用する場合は周囲の状況や時間帯などにも注意しながら作業を進めることがポイントです。

転倒工法

転倒工法とは、外壁を地面に転倒させる工法のことを言います。地面に転倒させることでコンクリートを手軽に持ち出せるほどに小さく砕いていきます。コンクリートを小さく砕くことで、外部へのほこりや粉じんの飛散を最小限に抑えることができます。

基本的には最初に床や梁といった部分を取り壊し、その後に外壁をワイヤーなどで引っ張って内側に倒します。外壁を倒すことから転倒工法と呼ばれるようになり、安全で確実性のある工法として人気を呼んでいます。

施工計画書

RC造やSRC造を解体する上では、どういった工法を採用するかも重要ですが、それと同様に施工計画書を適切に作成することも大切なポイントです。施工計画書とは工事請負者が現場監督員に提出する書類のことで、主に以下のことが記載されています。

  • 現場組織
  • 安全管理
  • 施工順序
  • 施工方法

上記の内容を適切に記載して、工事開始前の打ち合わせなどで利用します。解体工事を開始する前には、工事請負者と現場監督員がコミュニケーションを取って工法や工期などを決定します。その基となる資料が施工計画書であり、重要な書類であることは間違いありません。

環境面への配慮や安全対策といった部分でも、施工計画書は準備段階における重要な書類です。場合によっては施主も工事前の会議に参加して、疑問点や不安な点を解消しておくと良いでしょう。

RC造とSRC造の解体費用相場

ここからは、RC造とSRC造の解体費用相場について解説していきます。ビルやマンションなど、大きな建物に採用されることが多いRC造やSRC造ですが、解体する際にどれくらいの費用がかかるのかも気になるポイントです。

目安となる費用相場や解体費用の事例などを参考に理解を深めることがおすすめです。その他、解体費用が高くなるケースについても取り上げます。

費用相場

RC造とSRC造の費用相場について、以下の表にまとめます。

構造費用相場
木造2万円~3万5,000円/坪
RC造3万3,000円~5万5,000円/坪
SRC造4万5,000円~9万円/坪

大まかな目安として、坪単価は上記の通りとなっています。木造と比較した場合に、RC造とSRC造の方が費用相場が高くなることが一般的です。また、SRC造に関しては建物の高さや面積、その他の立地条件によって費用が大きく変わっていきます。

最終的には解体業者から提示される見積もり金額を参考に、解体費用の全容を確認することが重要です。

また、ここで紹介している坪単価は建物の解体にかかる費用のみです。その他の付帯工事が必要となる場合は別途追加料金が発生することになります。その辺も含めて、最終的な金額については解体業者に問い合わせることがポイントです。

解体費用事例

それでは、具体的にRC造とSRC造の解体費用事例について取り上げていきます。RC造やSRC造の解体工事は大掛かりになることが多く、解体費用が数百万円から数千万円単位になることも珍しくありません。

いくつかの建物の事例を確認することで、費用のイメージをつけておくと良いでしょう。ここで紹介する費用事例は付帯工事等も含めた総額の費用です。

建物の特徴解体費用(付帯工事も含めた総額)
RC造2階建て(38坪)202万円
RC造2階建て(23坪)280万円
SRC造2階建て(35坪)378万円
RC造4階建て(106坪)756万円
RC造地上3階地下1階ビル(59坪)952万円
SRC造地上4階地下1階ビル(214坪)1,200万円
RC造4階建てビル(100坪)3,129万円

RC造やSRC造の解体工事にどのくらいの費用が必要となるのか、参考として理解しておきましょう。坪数もそうですが、所在地やその他の条件によって金額は大きく前後していきます。特殊な重機や工法を使わなければならないといった理由で、解体費用が高騰することも珍しくありません。

いずれにしても、最終的な金額は解体業者に問い合わせる必要があります。想定以上の費用がかかることもあるので、まとまった資金を確保できるように計画的に準備を進めていきましょう。

解体費用が高くなるケース

RC造やSRC造の解体に関して、解体費用が高くなるケースもあります。建物を解体する場合にかかる費用としては、人件費や重機、車両などの使用料などが中心となって計算が行われます。それ以外にも、一般的な相場より高くなるケースがあるので理解しておきましょう。

アスベストが使用されている場合

RC造やSRC造の解体費用が高くなるケースとして、アスベストが使用されている場合を挙げることができます。アスベストが使われている建物の場合、最初にアスベストを除去してから解体工事を行わなければなりません。

アスベストの調査や除去に関しては専門的なスキルを持った人材に依頼する必要があり、解体工事とは別途費用負担が発生します。場合によっては、アスベストの処理だけで数百万円単位の金額が加算されることもあります。

自治体によっては、アスベストの除去に補助金制度を準備している場所もあります。事前調査も含めて、補助金を活用できるかどうか確認してみると良いでしょう。

解体現場までの道路が狭い場合

解体現場までの道路が狭い場合も費用が高騰する可能性が高まります。現場までの道路や道幅が狭いと、重機やトラックを搬入することができません。重機を使用できなければ、手作業による部分が増えるため、自然に時間と手間がかかってしまいます。

その分、作業スケジュールが後ろ倒しになるため、人件費の高騰につながります。重機が使えないことによる人件費の高騰は、基本的に全て施主の負担となります。場合によっては、作業員の増員によって対応することもあります。

また、トラックを搬入できないと、建物を取り壊した際に発生する廃材の積み込みにも時間がかかります。トラックまで人力で持ち運ばなくてはいけなくなるため、現場近くに駐車できる場合と比べて効率性がなくなります。こうした手間や負担にかかる費用も施主の負担となるため、解体費用の高騰につながる可能性があります。

隣接する建物との距離が短い

最後に、隣接する建物との距離が短い場合も費用高騰につながる可能性があります。隣家や隣接する建物との隙間が30cmにも満たない場合は特に注意が必要です。住宅やビル、マンションなどが密集している地域だと、隣の建物との距離がほとんどないようなケースもあります。

そのような場合は、隣接する建物を傷つけないためにより慎重な作業が必要となります。騒音や粉じんの飛散によるトラブルを防止するためにも、念入りに養生をするなど、通常の工事とは異なる対応が求められるケースも少なくありません。

そうした配慮や通常の作業とは異なる部分については、追加費用の対象となります。住宅や建物が多い地域で解体工事を行う場合には注意が必要です。

解体工期の目安

RC造とSRC造の建物を解体する場合の工期の目安について確認します。建物の面積や高さ、その他の立地条件にもよりますが、RC造やSRC造の解体には時間を要することが少なくありません。

それだけ頑丈なつくりになっているため、解体作業にも時間がかかることが一般的です。参考までに80㎡程度の木造住宅を解体する場合は、1週間程度で解体できると言われています。

一方で、同じくらいの規模のRC造やSRC造の建物の場合は、その倍となる2週間程度の期間を要することが一般的とされています。それだけ時間がかかるのがRC造やSRC造の解体であり、場合によっては1ヶ月以上かかることも珍しくありません。

木造住宅に比べて騒音や振動が発生しやすいということもあり、より慎重に作業を行わなければならない部分もあります。そのため、施主としても解体業者としても、スケジュールには余裕を持った上で解体工事を進めることがポイントです。

RC造とSRC造の解体業者の選び方

ここからは、RC造とSRC造の解体業者の選び方についてご紹介します。木造と比べて費用的にも工期的にも不利な条件になりやすいのが、RC造とSRC造の解体工事です。その中で、少しでも施主の費用負担を減らすためには、解体業者を選ぶ段階で気をつけなければならないことが複数あります。

どれも難しいことではなく、意識しておけばできることばかりです。経済的な負担を和らげるためにできることは積極的に行うことがおすすめです。

解体業者への直接依頼

まず、解体業者を選ぶ際に意識しておきたいこととして、解体業者への直接依頼が挙げられます。RC造やSRC造の建物を解体できる業者は数多くありますが、その中から気に入った業者と直接契約を結ぶことが重要です。

特に建て替え工事を行う場合などは、ハウスメーカーや工務店に建て替え工事の依頼をすることになるでしょう。そこで解体工事もまとめて発注してしまうと、余計な中間マージン(仲介手数料)がかかることになります。

と言うのも、ハウスメーカーや工務店では解体工事を行うことができないので、別の解体業者に工事の依頼をするからです。それであれば、最初から新築工事と解体工事を分けて発注した方が経済的な負担が軽減されます。

また、解体工事を請け負う会社の中にも下請けの業者に実際の工事を任せることがあります。その場合も中間マージンが発生するので注意が必要です。施主としては、依頼しようとしている業者が実際の工事を行ってくれるのかどうか確認することが大切です。

複数業者への見積もり

続いての解体業者の選び方として、複数業者への見積もりを挙げることができます。直接契約を結ぶことも重要ですが、同様に比較対象を持つことも大切です。そもそも1社だけに見積もり提示を依頼してそのまま契約してしまうと、提示された金額が高いのか安いのかわかりません。

場合によっては業者の言いなりになって、一般的な相場よりも高い金額で契約させられるというリスクもあります。工期や工法に関しても、比較対象がなければ適切なのかどうか判断できないでしょう。

そうした点を考慮すると、少なくとも2社、できれば3社程度に見積もりを依頼して、比較対象を持つことが重要です。単純に金額が安ければ良いというわけではありませんが、担当者の対応なども含めて業者選びを行うことができます。多少時間と手間はかかりますが、適正価格で質の高い工事を行ってもらうために必要なことだと認識しておきましょう。

現場への立ち会い

RC造やSRC造の解体工事を依頼する場合、解体現場への立ち合いを行ってくれる業者を選ぶことも大切なポイントです。中には問い合わせを受けて、メールや電話だけで見積もりを提示しようとしてくる業者もあります。しかし、実際に現場を見ずに見積もりを出しても、正確な金額として信用することはできません。

実際に現場を見て、建物の構造や大きさ、隣家との距離や周辺環境など、さまざまな条件を確認することでどれくらいの金額がかかりそうか判断することが大切です。また、現場に来て見てもらうことで、担当者の方ともさまざまなコミュニケーションを取ることができます。

その中で、担当者の表情や態度、身なりやコミュニケーション能力などを判断することもおすすめです。万一、工事中に近隣トラブルが発生した場合、対応に当たるのも現場に来てくれている担当者になることが多いです。その際に信頼して対応を任せることができるのかといった視点を持つことも大切です。

工事に際して不明点や疑問点がある場合も、直接コミュニケーションを取ることで解消されやすい部分があります。メールや電話だけでは、業者の本当の姿を確認することができないので注意しておきましょう。

ある程度時間をかける

RC造やSRC造の解体業者を探す際には、ある程度時間をかけることもポイントです。RC造やSRC造の解体には相応の時間や労力がかかります。それだけに解体工事の経験や慣れがあるかどうかも重要な要素だと言えます。

業者の中には木造の解体工事に慣れているという業者もあります。そうした業者と契約してしまうと、RC造やSRC造の解体をなかなかスムーズに行えない可能性があります。複数の業者から話を聞く中で、これまでの工事実績やRC造とSRC造の解体経験などを確認して、本当に信頼できると思った業者と契約を結ぶことが重要です。

解体費用が安いに越したことはありませんが、担当者の雰囲気や業者自体の経験値など、さまざまな点を総合的に考慮して判断することが求められます。一度契約を結んでしまうと解除するのは難しい部分もあるので、時間がかかっても信頼できる業者を見つけるようにしましょう。

RC造とSRC造の解体費用を安くする方法

ここからは、RC造とSRC造の解体費用を安くする方法について取り上げていきます。解体業者を選ぶ段階でもできることはありますが、その他にもできることはあります。直接的に値段交渉をしてみることも可能ですし、自ら残置物の処分を進めて節約する方法も挙げられます。

RC造やSRC造の解体工事は多額の費用が必要となることが多いです。その負担を少しでも減らすために、できることを実行していきましょう。

残置物の処分

まず、RC造とSRC造の解体費用を安くするために、残置物の処分を行うことがおすすめです。建物本体の解体にも多額の費用がかかりますが、同様に廃棄物の処分にもお金がかかります。したがって、不要なものや残置物が多く残った状態だと、余計に廃棄物の処分費用がかかることになります。

そのリスクを避けるために、粗大ごみや家電製品など、事前に処分できるものは自ら処分しておくことがおすすめです。場合によっては、室内の残置物の処分も含めて解体業者に依頼することもできますが、追加費用がかかることが一般的です。それならば事前に自分で処分することで、少しでも出費を抑えた方が得策でしょう。

まだ使えそうなものであれば、フリマアプリやリサイクルショップなどを活用して売却することもできます。家電製品は、家電リサイクル法の規定に則って適切に処理する必要があります。

家電リサイクル法

一般家庭や事務所から排出された家電製品(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)から、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物の量を減らす共に資源の有効利用を促進するための法律。

粗大ごみなどを自治体のごみ収集業者に処分を依頼する場合は、事前予約が必要です。時期によってはすぐに回収してくれないこともあるので、ある程度スケジュールには余裕を持って連絡を入れるようにしましょう。

業者への値段交渉

RC造とSRC造の解体費用を安くするために、業者への値段交渉を行うことも可能です。より直接的に料金を下げる方法ですが、効果を発揮することもあります。解体業者側も、工事の依頼者が相見積もりをしていることを前提として話を進めることが一般的です。

契約を取ってしまえばまとまった金額を受け取れるということもあり、多少値引きをしてでも契約を取れるのであればそちらの方が良いと考える業者もあります。もちろん、値下げに関しては限度がありますが、他の業者の提示金額なども伝えつつ、もう少し何とかならないかと聞いてみることもおすすめです。

契約することが前提であれば、多少の値下げに応じてくれることも少なくありません。あまりに度を越えた値段交渉は業者の機嫌を損ねることになるので、注意が必要です。

解体補助金制度の活用

解体費用を安くするための方法としては、解体補助金制度の活用もおすすめです。RC造やSRC造の建物に限らず、家屋や建物を解体する際に、一定の補助金や助成金を用意している自治体もあります。全ての自治体で制度があるわけではないので、まずは問い合わせをしてみることがポイントです。

制度がある場合は、具体的な支給条件を教えてもらうことができます。補助金支給対象となるのであれば、それを活用することで自らの負担を軽減できるでしょう。制度の申し込みには期限があることも多いので、解体工事を行うことを決めた段階で早めに調べ始めることがポイントです。

RC造とSRC造を解体する際の注意点

ここからは、RC造とSRC造の建物を解体する場合の注意点についてご紹介します。RC造とSRC造の解体もそうですが、解体工事は時に大きな危険を伴う作業となります。万一の場合、死にいたるようなリスクもあるなど、作業員を含めて注意深く工事を進める必要があります。

その他、近隣住民との関係性や廃材の処分といった部分まで気を配ることが求められます。できるだけ何事もなく工事を完了できるように、意識できることは意識しながら進めることがポイントです。

入念な現場調査と家屋調査

RC造とSRC造を解体する際の注意点として、まずは入念な現場調査と家屋調査が挙げられます。見積もり提示を行ってもらう際に現場に来てもらうことが重要ですが、工事開始前に再び現場に来て調査してもらうと良いでしょう。

アスベストが使用されているかどうかも含めて、改めて工期や工法を見直すことで、安全性と確実性を担保した状態で工事を行うことができます。重機や車両の駐車場所や作業員たちが休憩できるスペースの有無など、より実践的な見地から確認を行うことがポイントです。

現場の安全管理

解体工事を行う上では、現場の安全管理も欠かせない要素です。工事中は常に危険と隣り合わせであり、いつ何が起きるかわかりません。重大な事故やトラブルにつながる前に危険を察知して、それを食い止めることが求められます。

安全意識を高めるために、5S活動を実施している解体業者も少なくありません。5S活動とは以下の意識を高めて行動に移すことを言います。

  1. 整理
  2. 整頓
  3. 清掃
  4. 清潔
  5. 躾(しつけ)

とにかく現場をきれいな状態にしておき、どこに何があるか瞬時に判断できるぐらいの環境を整えておくことが大切です。あちこちに工具が散らばっていたり、乱雑な状態になっていたりすると、思わぬ危険につながることがあります。

また、作業の効率性という点で、物を探している時間はとてももったいないです。安全管理の面でも作業の効率性の面でも、5Sを意識して工事を行うことが有効です。

騒音・粉じん対策

RC造とSRC造の建物を解体する場合は、騒音や粉じん対策を徹底することもポイントです。RC造とSRC造は木造に比べて頑丈なつくりになっているので、騒音が出やすいという特徴があります。そのため、通常よりもしっかりとした養生を使ったり、防音シートを設置したりして対策を行うことも珍しくありません。

粉じん対策も同様ですが、建物の周囲をシートでしっかりと囲うことによって、周辺住民や通行人の方々への影響を最小限に抑えることが求められます。ビルやマンション、住宅などが密集している地域で工事を行う場合は特に注意が必要です。

ちょっとした騒音や粉じんの飛散によって、トラブルにつながる可能性も否定できません。工事を行う時間帯などにも気を配りながら効率的に作業を行うことが重要です。

廃棄物処理

RC造とSRC造の解体に際しては、廃棄物処理にも気を配る必要があります。RC造とSRC造の建物を解体すると、鉄筋や鉄骨、コンクリートをはじめとしてさまざまな廃材が出てきます。それらは廃材ごとに分別して処分する必要があり、廃棄物処理法の規定に則って適切に廃棄されることが求められます。

廃棄物処理法

廃棄物の排出抑制と処理の適正化により、生活環境の保全と公衆衛生の向上を図ることを目的とした法律。正式名称は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」。

廃棄物の種類や量にもよりますが、基本的には中間処理施設と最終処分場の2ヶ所を経て処分が行われることになります。その際はマニフェストと呼ばれる伝票を用いて、廃棄物処分の流れを適切に明示する必要があります。

マニフェストも含めて適切に処分を行うことが重要であり、不法投棄などは絶対に行ってはいけません。施主としてもマニフェストのコピーを受け取り、廃棄物が適切に処理されたのかどうか確認することが重要です。

廃材の再利用

基本的に解体工事によって生じた廃棄物は処分することが一般的ですが、再利用につなげることも可能です。特に鉄くずなどは再利用の需要が高く、解体業者が買い取ってくれることもあります。

鉄くずの買取業者も存在しているので、そうした業者を探して売却することもおすすめです。その他、コンクリートガラやプラスチックなどの再利用を行うことも可能です。

コンクリートガラの場合は、砕石して基礎材として使用することもできますし、道路などの路盤材として再利用することも可能です。その他、業者によってさまざまなアイデアを持っていることがあるので、再利用できるものは積極的に活用してみると良いでしょう。

RC造やSRC造解体の事故事例

ここからは、RC造やSRC造解体の事故事例について確認していきます。解体工事においては安全管理の徹底が重要であることをお伝えしていますが、実際に事故が発生しているケースもあります。

一度、事故が起きてしまうと取り返しのつかないことになることが少なくありません。特に高い建物での工事には注意が必要であり、安全意識を徹底した中で作業を行う必要があります。過去の事故の教訓から学び、二度と同じような事故を起こさないことが求められます。

事故事例

実際の事故事例として、2003年に発生した静岡県のビル解体の事例を挙げます。当時、静岡県富士市の7階建てのビルで解体工事が行われていましたが、ビル上部の鉄筋コンクリートの一部が県道に落下するという重大事故が発生しました。

落下した鉄筋コンクリートは道路で信号待ちをしていた乗用車にぶつかり、車内にいた2名が死亡、2名が負傷するという大惨事につながりました。また、当時現場で作業をしていた作業員2名も現場から落下し、死亡しました。

この大惨事が起きた背景としては、不可能と思われるぐらいのスピード感で作業を進めていたことが原因として挙げられます。当時、工事を行う業者が途中で変更になったり、元請け業者との連携が上手くいかなかったりする中で、どんどん工期が遅れていました。

その遅れを取り戻すために、施工計画書の内容を無視して異常なスピードで解体を行おうとしたことが事故につながった大きな原因とされています。

それだけ解体工事は危険なものであり、なおかつ精神的にも肉体的にも余裕を持った状態で作業を行う必要があるということです。この事故は建設業界全体に大きな衝撃を与え、今でも社員への安全教育を行うために話されることがあるものです。

事故防止対策の必要性

静岡県の事故事例もそうですが、解体工事中に事故が発生することは珍しいことではありません。事故を100%なくすことが一番ですが、何らかの理由で事故につながってしまうこともあります。それは仕方のないことだとあきらめてしまうのではなく、できる限りの対策を取った上で、解体工事に臨むことが重要です。

本文中で取り上げた5S活動もそうですが、作業員の安全を確保することも大切です。ヘルメットや安全靴、安全ベルトの着用など、作業員を守るためにできることは徹底することが求められます。

また、疲れた状態で作業を行うと集中力の欠如につながり、事故発生の確率を高めてしまいます。それを防ぐために無理なスケジュールを組んだり、長時間労働を強いたりしないこともポイントです。

近隣住民や通行人などの第三者を被害に巻き込まないという点では、ガードマンの設置や看板の設置など、できることは少なくありません。事故が起きないようにするためにできることは何かを考えて、1つ1つの対策を講じることがポイントです。

まとめ

RC造とSRC造の解体に注目をして、具体的に解説を行ってきました。RC造とSRC造は頑丈なつくりになっているため、解体にも時間や手間がかかることが特徴です。建物の大きさや規模に合わせて工法を決めるところも、RC造やSRC造ならではであり、解体業者の腕の見せ所でもあります。

作業の大変さも相まって、解体費用が高くなることも珍しくありません。施主としてはできる限りのことをして、解体費用の低減に努めることがポイントです。自ら行動することでできる節約方法もあるので、実践してみると良いでしょう。

その他、RC造とSRC造を解体する際の注意点や事故防止対策なども踏まえた上で、安全に作業を行うことが求められます。施主としても業者の対応や近隣への配慮などに気を配りながら、一緒に工事を進めていきましょう。

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